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タマゴから。

コメントへの返信が主。お名前がない方のコメント部分は反転してあります。 あとは雑記、妄想、ゲームプレイ記。ネタバレ多数注意。

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ICO、ワンダと巨像

 プレイ記というより、クリアしたのでネタバレ雑感を。

 PS3のICOとワンダ、クリアしました。ICOはPS2でプレイ、クリア済み。ワンダは初プレイ。



「ICO」
 PS2のころから大好きでね。CMとかもすごい好きで、ED曲がたまらなく好きで、サントラも持ってる。間違いなく神ゲー。
「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから」
 十年以上前の記憶はまあ役に立ちませんでしたね。

 女王戦ひとつ手前の多数のシャドウ戦のところからエンディングまでの流れ、曲が神すぎて普通に泣ける。シャドウの正体をすっかり忘れてたんだけど、あの戦闘のときに思い出して切なくなった。
 イコってゲームのムービーを見る限りじゃ、結構淡々としてそうなイメージなんだけど、あのシャドウ戦だけはね、泣きながら戦ってたんじゃないかなと思ってる。自分もこうなっていたかもしれないという恐怖とか、こうなってしまった同じ角を持つ子供たちのことを考えて悲しくなったりとか、いろんな感情が出てきて、ぼろぼろ泣きながら戦ってたんじゃないかな。ごめんね、っていうのもおかしい気がして、倒して石棺に戻る光とか見ててこれでいいんだとか思い込もうとするけど、やっぱり悲しくて。
 泣きながら全部倒して、泣きながら石になってるヨルダに手を伸ばすけど、触って冷たくて硬かったら怖いから、もっと泣いて進めなくなっちゃうから、唇噛んで涙ふいて上へ向かった、って勝手に想像してる。
 で、最後ね、意識失ってるイコをヨルダが小舟まで運んで脱出させるじゃない。あれ、ヨルダは母性本能みたいな、そういう感情があったんじゃないかな、とか。恋愛感情が発展するには歳の差があるんだよね、たぶん。で、ヨルダはほかの人間を知らないから、そこまでは感情が生まれない。ただ、この子は守らなきゃ、死なせてはだめだ、っていうのが今まで守ってくれていたからという恩だけじゃなく、母親的なそういうあったかい気持ちがあるんじゃないかなって思うとまた泣けてくる。



「ワンダと巨像」
 やりたいやりたいとずっと思ってて、ようやくプレイできました。
 結論から言うとすげぇおもしろかったよ。プレイ中の小具之介のツイッターがひどい有様だったけど。(叫びやらなにやら、ひどかった。TL汚し、まことに申し訳なく。)で、既プレイの方々からのアドバイスやら攻略動画やサイトを参考にしながらようやくクリアいたしました。攻略方法を知ればすぐにできるかと言われたらそうでもないんだよね、これがまた。巨像の場所が分からず迷子になり、上る方法が分からず途方に暮れ、わかったとしても難しすぎてすぐにはできず。何度コントローラを放り投げたことか。
 ラストが切なすぎて、報われなさすぎて、まじ涙止まらなかった。アグロのシーンもね。16体目の巨像のところ。しばらくその場から動けなかったもん。
 誰かワンダを止めてくれるひとはいなかったんかなぁ。絶対に幸せにはなれないとわかっていてもその道を進まざるを得ないひとの気持ってこわいなぁ、と思う。それほどまでにあの少女がワンダの中で絶対的な存在だったのかと思うと、正直ぞっとする。
 で、これは小具之介の希望なんだけど、ワンダとあの少女が兄弟だったらなおおいしいと思う。兄弟ネタ大好き。兄妹でも姉弟でもいいんだ。後者の方が好みだけど。両親がおらず、小さな頃から寄り添って生きていたから当然ワンダの行動を止める人間はいない。少女が生贄(だよね、死んじゃったのって)に選ばれたのも、ワンダ以外に身寄りがいないから、とかじゃねぇかな、とか。まあふたりがそうでなくてもたぶん、どちらも身寄りのない子だったんだろうなとは思うけど。
 で、最後さ、ワンダ、頭に角、はえてんじゃん。赤ん坊にも角、あったじゃん。あれってICOの中の角の生えた子供と関係あるのかな。最初の角の生えた子供ってことだったりするのかしら。
 そう妄想するなら、角の生えた子供が延々と生まれ続けることがワンダへの罰かな、とか。そして本来なら失われた魂を無理やり引き戻された少女への罰は影をまとって夜の女王となること。数百年以上たって、当然ふたりとももうこの世にはいないけど、ふたりの罰だけは残り続けてて、それをイコとヨルダがようやく破って、報われたのかなぁ、とか。

 どちらのゲームも、そのうちまた時間をとってトロフィー獲得の旅にでも出ようと思います。



 ↓クリア直後にツイッターに流したイメージ文をサルベージしておく。


(ICO)
あなたの手の温もりが好きでした。崩れた石の城の中、たぶんたくさんの無理をさせてしまったと思うのだけれど、少しでもぼくの手があなたにとって何かの意味があれば、ぼくはすごくうれしい。ぼくにとってのあなたの手と同じくらい温かなものであってくれたら、ぼくはきっともっと、うれしい。




(ワンダ)
きみの笑顔を願うことが罪だというのなら、ただ生きているだけでぼくは大罪人だ。罪を背負って生きるか、罪に呑まれて死ぬか。そんな選択肢が目に入るはずがない。だってその方法を聞いてしまった。可能性の光を見てしまった。愚かな罪人の目にはもうそれしか映らない。ただぼくは、もう一度、きみに
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