「雨格子の館」その４

　もう一回始めからやってみる。
　一番初めの選択肢。

・引き返してみる
・でも引き返す
・もっと引き返す

　うん、こうなると思った。崖から落ちて死にました？
　死んでなかった。注意されちゃったよ。
　館へ到着。

　井戸の側。
　死体の顔をしっかり見ておきましょうか。ひげですな。男の人。茶色い背広。誰かに殴られました。
　死体、殴った人。

「この物語に登場人物は九人しかいない」

　和は登場人物ではない。

・愛想のいい人だなと思った

　鈴奈ちゃんから。
・よく言われる
・演技してみる
・慣れてる

　静奈ちゃん。
・静奈
・驚かせないで
・３番

　和、「棚からぼたもち」が「頭上注意」なわけねーだろうが。

　椿くん。
・不良学生
・ちゃんと挨拶しとこうと思って
・やっぱり役者だね

　暗石さん。
・邦画ならたまに
・どんな話？
・そのあともう一度本編を

　御陵さん。
・ありがとうございます。
・運転されますか？
・僕はどうですか？

　斑井さん。
・残念です
・僕は怖いです
・もう勘弁して

　那須さん。
・また今度
・声掛ければよかった
・豪快ですね

　日織。
　キーワード「自分の部屋」
　帽子屋から来た招待状に『ミルン』と。話の都合上、ってやつで。他の人の部屋割りも始めから決まっていた。部屋割り自体が脚本に関係ある？

　静奈ちゃんと鈴奈ちゃんにそれぞれキーワード「部屋割り」で話を聞く。ああ、確かに二人の部屋は対になってるね。で、密室、ね。カーだからね。

　着替えさせたのか、主人公を。生足見たってか。
　風呂。

・夢だとは思えない。

　ガラスの割れる音。そういえば結局これ、どこの何が割れた音だったんだ？
　窓の外に人影。
　窓が割れたわけではない？

　車のタイヤがパンク。四本のタイヤが駄目になっている。上着からカギを取り出して車のドアをあける斑井さん。

　パンクさせた人物は和を含めた九人とは別の人間である。

・スタッフが来ると知らない

　水音。あ、わかった、死体を井戸に捨てた音？
　

　開かずの間「Ｅ」
　南雲さんが泊まるはずの部屋「Ａ」

　高遠延二郎著作解説

昭和１２年
『黒猫の毒』７月
『白蛇殺人事件』１２月

昭和１３年
『朝顔の罪』１月
『忌み嫌われる秘訣』２月

１４年
『鐘楼館の殺人』６月

１５～２２年　作品なし

２３年
『人形は笑う』３
『扉の嫌いな男』４
『呪われた死体』７
『猫と初雪』１２

２４年
『古折家の悪夢』２
『さらわれた猫』５
『名も無き悪魔』９
『忘れじの島』１２

２５年
『爪』３
『悪魔の花園』６
『湖畔の館』１０
『死舞台』１２

２６年
『降ってきた死体』２
『桔梗亭事件』５
『呪は死なず』９
『死神の鎌』１１

２７年
『今宵、悪魔が』４
『壺の中の謎』６
『迷宮の陰り』８
『既に死んでいた男』９
『迷い子事件』１２

２８年
『海中の殺意』３
『呪われた刺青』４
『燃え尽きた罪』９
『毒にも薬にも』１０

２９年
『隠信洞の秘密』１
『禁じられた祈り』４
『蝋燭と林檎』７
『兎は知っている』１１

３０年
『７枚の絵札』２
『死者からの脅迫』５
『桜の木の下に』６
『絵の中の死』８
『予告された殺人』１１

３１年
『吹雪の山荘事件』３
『指』ほか５編（４～８）
『白昼の惨劇』８
『花魁はなぜ殺される』１０
『灰色の仮面』１２

３２年
『檻の中の女』１
『小鳥を飼う女』５
『時計』８
『ひそやかな毒薬』９
『死者の歌声』１２

３３、３４年作品なし

３５年
『静かなる殺意』４
『祭りのあと』８
『ここに我が罪を記す』１２

３６年
『鬼の密室』９

３７年なし

３８年
『日織諒の憂鬱』１
『忌まわしい花』４

　時間ないので今日はここまで。